ペレス1軍昇格へ 呉抹消で枠空いた

 「練習試合、阪神9‐8パナソニック」(26日、鳴尾浜)

 乾いた音と共に、ライナー性の打球は右翼フェンスを軽々と越えた。2試合ぶりに4番に座った阪神・ペレスが2ランを放つ活躍。1軍昇格へ猛アピールした。

 初回2死一塁、2ボールからの141キロ直球をフルスイング。ストライクを取りにきた球を逃さなかった。「いいコンタクトを取った。すぐいったと思った」。自画自賛する一撃で先制点をもたらした。

 26日、守護神・呉昇桓が右内転筋の張りで登録抹消となり、1軍の外国人枠が一つ空いた。これまでは枠の都合で昇格がならなかったが、チャンスは巡って来つつある。古屋2軍監督も「6月から合流して、ずっと状態はいい。準備はできていると思います」と期待を寄せている。

 出番に飢えるドミニカンは「誰からも(1軍合流に関する)話は聞いていない」と前置きした上で、「毎日ここ(鳴尾浜)で一生懸命やって、チャンスが来たら楽しんでやるだけ」と意気込んだ。努力を継続し、吉報を待つ。

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