エース対決を制し、Ｇ倒を果たす。２２日・巨人戦（東京ドーム）に先発予定の阪神・藤浪晋太郎投手（２１）が１６日、甲子園での指名練習に参加。次戦へ「自分の投げる試合は１試合も落とすつもりはない」と強い決意を示した。登板後は２８日の同戦（甲子園）に向かう予定で、相手先発は両日とも菅野が有力。Ｖロードへ導くべく右腕が勝利を手繰り寄せる。

　ハーラートップタイの１３勝目を挙げた前日から一夜明け、若きエースが次戦への調整を開始した。今後は優勝戦線も大詰めに入り、１試合１試合がより重くなる。だが「プレッシャーがあった方が気持ちの入った投球ができる」と強気だ。敵軍エースとの対決に負けるわけにはいかない。

　今季の巨人戦成績は１勝４敗と負けが先行している。それでも「終わったことなので。勝つための投球ができるように頑張りたい」と気持ちは切り替えている。１５０キロ超の直球でＧ打線をねじ伏せるつもりだ。

　また、自身が目標に掲げていたシーズン１８０投球回もあと１イニングで達成となる。「毎試合長いイニングを投げるつもりでいる」。この日はキャッチボールなど軽めの調整を行った。目指すはあくまでも優勝の二文字。万全の状態で臨み、再び快投を披露する。