ゴメス 指揮官のゲキにやる気アップ

 阪神のマウロ・ゴメス内野手(31)が指揮官の訓示に発奮した。チームが全体練習を行った7日、円陣の輪で和田監督の号令に耳を傾け、気持ちを新たにした。

 「とてもいい言葉だったと思うよ。僕自身にとっても刺激になったし、モチベーションを上げてもらうことができた。頑張ろうという気持ちになったよ」

 打撃不振のため、3日の広島戦(甲子園)で4番を外れた。復調を期した5番では2戦無安打も、5日の中日戦(ナゴヤドーム)で猛打賞。今季4度目の固め打ちで上昇気配が漂ったが、一転、翌6日の同戦は音なし。空振りの3三振を含む無安打に封じられ、ベンチでバットをたたきつけるなど己を失った。こんなときだからこそ、ボスの激励が胸に響いたのだろう。

 この日は屋外での打撃練習をせず、軽めの調整で8日からの巨人戦に備えた。打点64は福留の67に次ぐチーム2位。昨季の打点王が残り20試合で額面通り上積みできれば、いまだ3チームだんご状態のVレースにケリをつけられるはずだ。

 7日は自身31回目の誕生日だった。クラブハウスやグラウンドでチームメートや裏方スタッフから祝福を受け、満面の笑みで感謝した。団結の日のバースデーを復調の起点にする。ドミニカンはそんな決意を秘めている。

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