GM砲 好相性のマツダで広島3タテだ

 相性の良いマツダに向けて気合十分のマートン
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 ゴメ&マーが負のデータを払拭(ふっしょく)する。阪神が広島との3連戦に向け広島入りした24日、マウロ・ゴメス内野手(30)とマット・マートン外野手(33)が天敵打破を誓った。登板予定のジョンソン、前田とはデータ上苦戦が予想されるが、8月好調の両助っ人が3連勝中のチームに勢いをつける。最短で28日にVマジックを点灯させるためにも、まずは広島に3タテを食らわす。

 打倒虎へ、マツダスタジアムで調整したジョンソンはノーコメントでロッカールームに消えたという。マエケンは「0点で抑えれば負けることはない」と、完封を誓ったようだ。阪神3連戦で先発する鯉の勝ち頭2投手はやはり、不気味だ。

 大阪でDeNAを3タテし、威勢よく敵地に乗り込む猛虎にV街道を期待する声は高まる。相手は6・5差をつける4位の広島。でも、ここで手綱を締め直さなければ痛い目にあいかねない。目の前のネガティブなデータが、大きな壁となって立ちはだかるのだ。

 広島は首位たたきにジョンソン、戸田、前田を先発に立てる。特に先陣のジョンソンは厄介だ。左腕の対阪神戦は3戦1勝ながら防御率は0・95。9回で1点取れない相性の悪さで、対戦打率・182と天敵化している。前田とは今季初対戦だが、通算28戦で防御率1・97。和田監督は「いい流れを持って甲子園に帰る」と必勝を誓うが、ハードな戦いを強いられるはずだ。

 大量点を望めない天敵をどう打破するか。頼るべきは、夏場グングン状態を上げてきた両助っ人だろう。

 ゴメス「どんなにいい投手が相手であれ、自分のベストを尽くすだけさ。がんばるよ」

 対ジョンソンは打率・143と苦にしているが、4番は自然体だ。マツダスタジアムでの打率は・350で相性はグー。本塁打こそ不発だが、敵地で鯉投をよく打っている。

 マートンはジョンソンとの対戦打率がさらに悪く、7打数0安打。今季マツダで打率・591と破壊力を誇る安打製造機がカモにされている。だがジョンソンとは5月9日を最後に対戦がなく、その頃のマートンは打率・233まで落ち込んでいた別人だ。8月の月間打率・382の夏男なら数字との逆転現象も期待できる。

 マートン「数字は意識してない。大事なのはチームが勝つこと」 通算1000安打まで残り6本としているが、個人記録への欲求は封印。来日6年目でまだ見ぬ栄冠だけを照準に定めている。

 残り30戦で最多11戦を残す広島戦はV戦線の鍵。両助っ人が負のデータ粉砕に挑む。

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