２８日・ＤｅＮＡ戦に先発予定の阪神・藤浪晋太郎投手（２１）が、自身初の５連勝を完投で飾る決意を示した。２５日は蒸し暑い甲子園で、午後２時から行われた指名練習に参加。キャッチボール、バント練習など黙々と汗を流すと頼もしいセリフを口にした。

　「いつもそうですしマウンドに上がれば、９回を投げきるつもりでいます。（２８日も）できればそうしたい」

　春先は好投しても勝ち星が伸びなかったが、ここ最近は打線との兼ね合いが良くなってきた。５月８日・広島戦で４敗目を喫して以降、６試合負けなし。前回２１日・ヤクルト戦では５勝目（４敗）をマークし、自身最長タイの４連勝とした。

　ＤｅＮＡ戦は今季初登板。梶谷、筒香、ロペスら、強力クリーンアップを擁する打線について「しっかり打ってくるチームですし勢いに乗せないようにしたい」と分析。「中軸や上位打線をしっかり打ち取ってつながらないようにしたいです」とテーマを掲げた。

　右腕の成績と比例するようにチームも上り調子だ。２４日には首位に浮上。藤浪は「上位にいるのはいいことだと思う。自分もいい流れに乗っていきたいです」ときっぱり。絶好調の右腕がチームの勢いを加速させる。