虎第6の助っ人ペレス初マルチ&打点

 「練習試合、阪神2軍4-4ソフトバンク3軍」(24日、鳴尾浜)

 コンパクトなスイングから、2本の安打が生まれた。「4番・左翼」で先発出場した阪神新外国人のペレスが入団後初のマルチ安打、さらに初打点も記録。第6の助っ人が、徐々に状態を上げてきた。

 二回の先頭。先発・石川の高めに浮いた変化球をたたき、ライナーで右前へ運んだ。「まだミスショットも多いですけど、打てて良かったです」。手応え抜群の一打だった。

 そして3-4の五回2死一、二塁だ。決して当たりは良くなかったが、打球は一、二塁間深くに転がった。二塁手の勧野が捕球し一塁へ送球したものの「一生懸命セーフになろうと思いながら走った結果です」とペレスの足が一瞬早く、二塁内野安打。二走の横田が一気にホームを駆け抜け、初打点は貴重な同点打となった。

 デビュー戦の20日、ウエスタン・広島戦は4打数無安打、2三振。「プロの投手は失投が少ないイメージ」と低めのボール球に手を出すなど、洗礼を浴びた。だがその後、掛布DCから「左足にしっかり体重を乗せるように」と助言を受け、即実践。ペレスは「ボールが見極められるようになってきた」と手応えを感じ始めている。

 マートン、ゴメスに刺激を受けながら奮闘する背番号95。愚直に、少しずつ前へ進んでいる。

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