左脇腹痛で２軍調整中の阪神・関本賢太郎内野手（３６）が球宴までに１軍復帰できない可能性が高まった。１８日、チーム関係者が「もう少し時間がかかると思う」と明かした。鳴尾浜でリハビリに励む関本は依然として本格的な打撃練習を再開していない。本人は早期復帰を目指しているが、同関係者は「再発すれば今季の復活が難しくなる。慎重にならざるを得ない」と話す。

　代打の神様の戦列復帰が遅れれば、代役を担うのは狩野だ。「気負うことなく普通にやっていますよ。結果として数字がついてくればいいと思う」と本人は自然体を強調するが、代打打率・２９２はリーグ屈指。一度は育成登録を経験した男が新境地で結果を残し、関本不在のチームを救っている。