サンティアゴ魔球ハードシンカー披露

 阪神のマリオ・サンティアゴ投手(30)が12日、東京遠征中の1軍に合流。神宮室内で、ブルペンでの投球練習などを行って調整した。1軍デビュー戦は3連戦初戦の15日・中日戦(ナゴヤドーム)の予定で、2軍調整中もテレビで1軍の試合をチェック済み。万全の予習で竜倒に挑む。

 やっと巡ってきたアピールの場だ。勝利のため、できる限りのことに全力で取り組む。小雨に打たれながら、サンティアゴは慣れないバント練習を懸命に繰り返した。「いい感じできていると思います」。期待される救世主としての働き。チャンスは逃せない。

 「(中日に関しては)テレビで見てましたしね。寝る前にはいつもテレビで阪神の試合を、ナイターを見てたので、その部分で勉強になった部分はあると思います」

 言葉には確かな自信が浮かぶ。15日となる1軍デビュー戦。中日3連戦のカード初戦を任されるが不安はない。2軍調整中もまじめにテレビ観戦を継続。いつかチャンスが訪れることを信じて、予習を怠らなかった。竜倒への万全の準備と共に状態にも手応えはある。

 「(ブルペンでの投球は)いい感じでした。下でやっていたことと同じことをするだけなんで。同じように投げられたら」

 この日の練習では、和田監督や中西投手コーチが見守る中、ブルペンで64球を投げた。中西投手コーチは「いろいろとボールを動かす。真っすぐも動くし。ツーシームが主だな」と、ムービングボールを評価していた。

 ウエスタンではここまで6戦1勝2敗で防御率1・80。自ら「ハードシンカー」と呼ぶ球速140キロ以上の高速シンカーも、この日のブルペンでも披露。和田監督も「初めて見たけど低めに集まっていた。(ハードシンカーは)これからやるから詳しいことは言えへんけど多彩だ」と納得の投球だった。

 バント練習以外には、内野ノックなどで軽快な動きも披露。「(調整法も)いつもと同じですね」。今後は登板までにあと1回、ブルペンに入る予定。ようやく浴びるスポットライトと共に、鳴尾浜での成果を示す。

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