和田虎 ポレダに3戦3敗…連勝止まった
「巨人1-0阪神」(2日、東京ド)
またしても天敵に屈した。三度目の正直を狙ったが、サイの目は逆に出た。ポレダを打ちあぐね、無情にもスコアボードにはゼロが並んだ。敵地に虎党のため息が充満した。
「手も足も出ない感じではなかったけど、何度かあったチャンスで1本が出なかった」。敗戦後の会見場。阪神・和田監督が厳しい視線を保った渋い顔で決定打不足を嘆いた。
三回1死一、二塁の先制機でゴメスが空振り三振、続く福留も遊ゴロに打ち取られた。六回2死三塁ではマートンが空振り三振。198センチの長身から投げ下ろされる直球は威力十分で、特に右打者は内角のクロスファイヤーに苦しめられた。
これでポレダ相手に3戦3敗。圧倒されたわけではないが、得点が奪えなかった。「各打者はしっかり振れていた」と関川打撃コーチは振り返ったが、過去2度の対戦で得たはずのデータを活用することはできなかった。
同じ投手に何度もやられるわけには、いかない。足技を筆頭にしっかりと対策を練る。三回無死一塁で上本の二盗は失敗に終わったが、外国人投手攻略のひとつにある足での揺さぶりを今後も仕掛け、次こそ攻略ミッションを遂行する。4度目は許されない。