藤浪G倒で虎5連勝や!借金完済任せろ

 阪神・藤浪晋太郎投手(21)が1日、甲子園での投手指名練習に参加。先発する2日・巨人戦(東京ドーム)に向けて調整した。自身は4試合連続で勝ち星がない状況だが、チームは4連勝中。前回の広島戦からフォーム修正にも取り組んでおり、チームの勢いを止めることなく、5連勝目の勝利を狙う。

 快晴の空の下、緑の芝の上で軽快に体を動かした。ようやく加速し始めたチームの勢い。「流れを利用してしっかり勝てるようにしたい」。4連勝で迎える伝統の一戦。藤浪が5つ目の白星を並べて、借金完済を狙う。

 「チームが4連勝中で流れとしてはすごくいいと思いますし、過去4試合、野手が点を取ってくれてピッチャーが頑張っていいリズムで来ていると思うので、その流れに乗っていけるようにしっかりゲームをつくりたい」

 高まるムードは感じている。流れは止めたくない。ここまで5試合で1勝2敗。今季初登板の3月29日・中日戦以来、4試合勝ち星なし。だからこそ5月反攻を誓う。

 前回の広島戦は5回6失点で敗れただけでなく、送りバントの構えを取った黒田に対し、2球続けてボールが内角に抜けて一触即発の乱闘騒ぎとなった。それでも、「だから内角を使わないピッチャーはいないでしょうし、内角は使っていきます」と話す。気持ちの切り替えだけでなく、巨人打線への内角攻めも含めて、フォーム修正に取り組んだ。

 「ああいう練習をしたからとは言わないですけど、感覚的には良かったと思います」と話すのは、中6日の登板間に行った練習。体を大きく使うイメージで、腕の縦振りを意識して三塁の位置から一塁への強い送球を繰り返した。「昨日のブルペンも悪くなかったです」と手応えはある。

 巨人は2日に新加入のフランシスコがデビューする可能性もあるが、対策はこれから。「外国人選手なんで手の伸びきるところに注意したいですし、そこに投げると長打になる。ランナーがたまっての一発とかには気を付けたい」と警戒しつつも、まずは自分の投球に集中するだけだ。

 この日はキャッチボールやダッシュなどで調整。「(4連勝中の)プレッシャーとかはないです」。昨年から公式戦でのビジターゲームは6連敗中。上昇気流のチームと共に負の流れを断ち切り、再スタートの勝利をつかみ取る。

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