高宮でかした!八回無死満塁併殺斬り
「阪神3-1ヤクルト」(29日、甲子園)
勝利を一気にたぐり寄せた。阪神・高宮が八回無死満塁で登板し、代打・森岡を遊ゴロ併殺に仕留めて今季初ホールドを挙げた。
ハートの強さを見せた。初球から2球連続で外角スライダーがボール。「焦った。初球は何を狙っているのか探りもあったけど」。だが、土壇場で気持ちを割り切った。
「コースというより、高さに注意した。腕が緩まないように、しっかり腕を振った。中西コーチにも無死走者なしぐらいでいけ、と言われていたので」。3球目の内角直球で詰まらせると、併殺間の最少失点で福原にバトンをつないだ。
和田監督が「あそこのゲッツーが大きかった」と振り返った好投。貴重な左腕が存在感を見せつけた。