6番降格マートン5試合ぶり安打&打点

 8回、マートンは右前適時打を放つ
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 「DeNA7-4阪神」(22日、横浜)

 ハマの虎党の留飲を、この男の一打が少しは下げたかもしれない。阪神・マートンが4月16日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、5試合ぶりに安打と打点をマークした。

 3点ビハインドの八回、2死三塁の場面。代わったばかりのDeNA3番手、長田に1ボール2ストライクと追い込まれてからスライダーを右前へ運んだ。ボール気味の外角球に踏み込んで、意地の1点をたたき出した。

 「しっかり打てるように、球を捉えるように毎打席している。1本出たけど、この気持ちでこれからも打席に入りたいと思う」

 この日は目の前に盟友ゴメスがいなかった。福留が5番に入り、マートンは2013年4月以来の6番先発。和田監督は「(打線を)つなげてもらわないといけない。兆しが見えてこないので、こういう打順になっている」とてこ入れの理由を説明した。

 21日は3度得点圏に走者を置いたが、凡退。5打数無安打3三振で、来日ワーストとなる20打席連続無安打を記録してしまった。しかし、この日の試合前にはファンの声援に応えて手を振り、DeNAナインが出演するミュージックビデオに「本当に彼らが歌ってるの?」と驚くそぶりを見せるなど、努めて明るく振る舞った。

 この日も3打席目まで無安打だったため、23打席連続無安打と来日ワーストを更新。特に三回、3点を奪って逆転した直後の2死二塁では、モスコーソの打ちごろの直球を見逃し三振。勢いを止めるなど万全にはほど遠い。

 それでも「一番大事なことはストライクを振ること。明日からも新たな気持ちでやっていきたい」と前向きに語った助っ人。やっと出た1本で気分は変わる。雲の切れ間から、少し光は差している。

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