岩本セパ王者斬って開幕ローテ獲る!

 阪神・岩本輝投手(22)が1日、先発予定だった練習試合・西武戦(春野)が雨天中止となり、安芸ドームで調整した。中継ぎ登板の3日・ソフトバンク戦(丸亀)を経て、8日・巨人戦(甲子園)に先発予定。伝統の一戦でアピールして、開幕ローテ入りをつかむ。

 開幕ローテ入りへ、確かな道筋が見えた。春季キャンプから好調を維持する岩本が、3日・ソフトバンク戦を経て、8日・巨人戦に登板することが決定した。中西投手コーチはソフトバンク戦で大きく乱れない限り、「岩本は中4日で巨人戦に投げさせる」と明言。伝統の一戦のマウンドが、先発6番手へ、最終テストの場となる。

 特別な一戦だ。当日は球団創設80周年イベント「永久欠番デー」を開催。チーム全員が、初代永久欠番である藤村富美男氏の背番号「10」のユニホームに身を包む。過去4年間、岩本は1軍の巨人戦先発は未経験。注目度の高い試合で好投すれば、これ以上ないアピールとなるはずだ。

 まずは3日・ソフトバンク戦に2番手として、4イニングを投げる。松田、柳田ら侍ジャパンのメンバーがズラリと顔をそろえるが、右腕は平常心を強調した。

 「特にやることは一緒です。シーズンに入ったらそういう人ばかりが相手になる。考えず、自分のピッチングをするだけです。結果を求めて、いい結果が出ればいいと思います」

 先発予定だった西武との練習試合が雨天中止となり、ブルペンで計52球、力のこもった投球を披露。見守った和田監督は「登板するごとに勝負になる」と結果を求めた。

 キャンプから続いた先発ローテ争いも、ついに最終コーナーに突入する。現在、開幕投手・メッセンジャー、岩田、藤浪、能見、2月28日に教育リーグで初登板した岩崎の5人が、当確。雨が降り続いた安芸で、中西コーチは「背番号が浮かび上がってきた。晴れ間が見えてきたな」と開幕ローテ完成を示唆した。残り1枠について、「石崎、岩本、金田」の3投手に絞り込んだ。

 中でも、沖縄の実戦3試合、8回を1失点に抑えた岩本は一歩リードしている状況だ。ここから2試合は昨季王者のソフトバンク、巨人が相手。悲願のローテ入りへ、最後の直線まで突っ走る。

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