上本選手会長「盗塁改革」で引っ張る

 阪神・上本博紀内野手(28)が27日、「盗塁改革」を誓った。和田監督がぶちあげたチーム100盗塁指令を聞くまでもなく、プレシーズンマッチだろうが、どん欲に次塁を盗むスタンスで臨む。

 自主トレ、キャンプを通じて取り組んできた新打法の洗練も大切な課題だが、「足攻」の進化だって上本の進化を測る指標になる。

 「走る意識を強く持ってやりたい。去年、目いっぱいやって20(盗塁)だったので、もっともっと(意識を)変えていかないといけないと思っています」

 この日、甲子園で全体練習に参加した選手会長は練習試合、オープン戦の場でも「走りたい」と意気込んだ。昨季、チームの盗塁総数は55でリーグワースト。リーグ最多は巨人の102盗塁だった。3割打者なしでセ・リーグを制した巨人との差はこんなところに隠れている。和田監督がキャンプ後に「100を目指そうとやっている」と理想を掲げたのも当然だろう。

 宜野座キャンプ打ち上げの25日、今季の目標盗塁を「最低でも30個」と話した上本が改革の旗頭になればチームの意識向上にもつながるはずだ。28日に安芸で開催されるオリックス戦(練習試合)は3番・二塁で先発する。磨きをかける背番号4の足に注目が集まる。

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