阪神・陽川尚将内野手（２３）が２３日、今成亮太捕手（２７）との三塁定位置争奪戦に闘志を燃やした。この日行われた合同コーチ会議で、初の１軍キャンプ参加が決定。レギュラー争いに食い込み、開幕１軍を勝ち取る。

　念願の宜野座スタートが決まっても、安堵（あんど）の表情は見せなかった。あくまでも目標は三塁のレギュラーを奪うこと。「同じポジションとして、ライバルでもあります」。昨季１１５試合に出場し、守備率・９７６（三塁以外も含め）の今成に対し、挑戦状をたたき付けた。

　もちろん今成より実績不足なのは自覚している。「経験は今成さんの方が上なので、見て勉強して学んでいきたいと思います」。ただ単に争うだけでなく、ライバルからどん欲に学ぶべきところは吸収するつもりだ。

　この日は鳴尾浜で強化指定練習に参加。「打撃はもちろんですけど、いろんな面を最初からどんどんアピールしていきたい」。サバイバルを勝ち抜き開幕１軍へ。２年目、陽川は燃えている。