岩貞 G倒で「17」の呪い解く!
阪神・岩貞祐太投手(23)が15日、松田遼馬投手(20)とともに大阪府泉大津市の知的障害者授産施設・ワークショップかりんを訪問。利用者約70人とのイベントに参加した。
プロ1年目はケガで出遅れたが、8月17日・DeNA戦(横浜)にプロ初勝利を挙げ1勝4敗で終えた岩貞。この1勝には大きな意味があった。背番号にまつわるジンクスだ。
阪神で「17」をつけた選手には、目立った活躍がほとんどない。投手では2005年のブラウン以降、8シーズン白星なしが続いていた。今季、新人左腕がようやく風穴を開けた形だ。
背番号について「特に意識はしない」という岩貞だが、「勝ち星を挙げる投手が多ければ優勝できる。その1人になりたい」と、リーグ制覇への思いは強い。2003年、10勝を挙げて優勝に貢献したのは「17」のムーア。それに続きたい。
イベントでは対戦したい相手を聞かれて「今年投げていないので、巨人戦で投げたい。坂本選手と対戦したい」と目標を掲げた。「タイガースの宿敵。(巨人戦で起用されるような)信頼される投手になりたい」。頂点へ避けては通れない相手をなぎ倒し、「17」を出世番号にしてみせる。