榎田「再生」へ江夏氏の経験注入や
阪神・中西清起投手コーチ(52)が2日、来春キャンプで臨時コーチを務める江夏豊氏(66)と、榎田の「再生」に乗り出す考えを明かした。江夏氏は榎田と同じ左腕というだけでなく、先発とリリーフの経験もある。個別指導も視野に入れて、指導していく。
「(江夏氏との情報共有は)それはもちろん耳に入れて。この辺が良くないとか、榎田だったらスライダーの曲がりが良くないとか。榎田を何とか中継ぎで1イニングいけるようにつくっていきたい」
すでに、11月の阪神と巨人のOB戦や球団のOB総会などで話し合い、可能な範囲で投手陣の現状報告を行った。「これを見てくださいと単発では言っていない」と細かな部分はこれからとなるが、先発から中継ぎに戻る榎田は、来季の投手陣の編成上で重要なポイントとなる。
「(江夏氏は)先発もリリーフもやられて、そういう気持ちのところも大先輩で、大投手なんでね。場合によっては(榎田に限らず)個別でいろいろ話すこともあるだろうし」
技術面はもちろん、精神面でもさらなる向上を促していく。盤石の投手陣を形成するためにも必要となる榎田の再生。だからこそ、江夏氏の経験が頼れるものとなる。