ゴメスV呼ぶ初盗塁!家族が背中押した

 「阪神3-1広島」(8日、甲子園)

 阪神・ゴメスは左膝の泥を払いながら、ロッカールームへ続く通路を歩いた。「やっぱり、マイホームに家族がいることは大きいよ」。神戸市内の自宅では、夫人が大型テレビでナイター中継を初観戦していた。寝室には生後半年のまな娘…。発奮しないわけがなかった。

 マウロパパのハッスルランニングが決勝点を運んだ。同点の三回。大和、鳥谷凡退のあと、4番が大瀬良をとらえた。左前打で2死一塁。広島バッテリーは188センチ、104キロの走者には目もくれず、マートンとの勝負に集中していた。

 2ボール2ストライクから、140キロのカットボールが沈むとスタンドがどよめいた。巨漢を揺らし、ゴメスがスタートを切っていた。倉が慌てて二塁へ送球したが、送球はワンバウンドに。捕球した菊池を蹴散らし、来日初盗塁。メジャーで一度もなかった足技を披露した。

福留称える

 「盗塁は作戦のことだから監督に聞いてよ。自分の盗塁は大したことない。福留さんがかえしてくれたことが大きいんだ」。マートン四球の後、福留が中前打を放つと、今度はホームへ、勝ち越しのスライディング。「若いころから練習してきたから、走塁の技術はしみついているんだ」と、胸を張った。

 前日、待ちに待った家族が母国ドミニカから来日した。出生後すぐに病を患った長女と妻を成田空港で出迎え、5カ月ぶりの再会を喜んだ。「長旅の疲れもあるから、まだ何も…。シーズン終了までずっと一緒にいられるから、ゆっくりとね。手料理はこれから楽しむよ」。パパの顔がほころんだ。

 「ああいうものを見せてくれると、俊足の走者に限らず警戒してくれる」と和田監督。連勝を6に伸ばした「ゴメスの足」が、首位追撃の隠し味になる。

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