緑の虎不発…打線5月病で今季初3連敗

 「阪神2‐4巨人」(9日、甲子園)

 阪神は9安打しながら2得点に終わり、今季初の3連敗を喫した。9連戦負け越しが決まり、首位広島と3ゲーム差に後退。巨人戦の連勝も3でストップした。打線は5月に入って低空飛行。1週間ぶりに本拠地甲子園に戻り、グリーンの限定ユニホームをお披露目した試合で猛虎打線復活とはいかなかった。

 季節外れの冷たい風が聖地と猛虎を包み込む。敗軍の首筋に悪寒が走る。8日ぶりのわが家も下降線を描き始めた打線を蘇生させるカンフル剤にはならなかった。今季初の3連敗。風雲急を告げる急降下だ。

 均衡を破ったゴメスの驚弾。だが、後が続かない。宿敵相手に1点で逃げ切れるほど甘くはない。五回、能見が二塁打を放った1死から、荒木と大和が快音を封じられ、同点とされた六回には、先頭の鳥谷が左前打で出塁したが、今度はゴメス、マートン、今成の中軸が抑え込まれた。

 反撃機は七回。3点を勝ち越された直後、1死一、二塁から代打・新井が中前適時打。ボルテージの高まった聖地に渦巻く押せ押せムード。しかし…。大和と鳥谷が連続三振。反撃ムードは霧散した。

 「あそこで最低でも1点取れていれば、流れが来たと思うんだけど。久保に止められてしまった」。緑を基調としたウル虎ユニホーム初戦。敗戦後の会見で、和田監督の言葉が弾むことはなかった。

 猛打で白星を量産した4月から一変し、5月の声を聞いてから2勝6敗。1試合の平均得点は2・1。この日も9安打を放ったが、得点圏に走者を置いた場面でのもろさが、日増しに目立つようになってきている。

 試合前のフリー打撃。各打者が通常の5分をひとりで打つのではなく、5球交代を目安に2人1組で回すスタイルを取った。漫然と打つことを防ぎ、高い集中力を持ってスイングさせようという狙いが見て取れた。

 だが、腐心の策も即効性を示さなかった。「どうにもクリーンアップの前にランナーをためられない。全然ヒットが出ないわけじゃないんで、いかにクリーンアップの前にランナーをためるかだね」と和田監督は1、2番の出塁と奮起を促した。

 上本の離脱が落とす長い影。「当分は落ち着かないだろうね」。上位打線の入れ替えを示唆した虎将。知力を尽くして策を練り、浮上と救世主の登場を待つ。だが、希望の光が訪れるタイミングは読めない。

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