メッセ内弁慶…4回KOで敵地5戦0勝
「ヤクルト13‐1阪神」(5日、神宮)
またも阪神・メッセンジャーがビジターの地で敗戦を喫した。「5点を取られているわけだから、いいところはなかった」。2安打完封を飾った6日前の甲子園(4月29日・広島戦)とは投球内容も、そして言葉のトーンも、まるで別人だった。
初回1死一、三塁から畠山の中犠飛で先制点を献上すると、同点後の二回は荒木に勝ち越しソロを浴び、さらに四回は雄平の中越えへの一発を皮切りに、痛恨の3点を失った。
4回8安打5失点で、今季最短KO。「キレはないし、高いし。イライラしながら投げていた」と和田監督。それでも主戦投手の復調を信じて引っ張ったが「良くなる気配がなかった」と五回の攻撃で代打を送った。
これで今季、甲子園では2勝0敗、防御率0・53、ビジターでは5戦0勝4敗、防御率5・79と極端な“内弁慶”ぶりが表れている。「ビジターに、特に苦手意識はない」と否定したが、マウンドを気にするしぐさを見せるなど、明らかな違和感を示していた。
指揮官も「日本で何年もやっている投手。言い訳にならない」と奮起を促した。「野球だから、完封するときもあれば打たれるときもある」とメッセンジャー。だが先発の柱の1人だけに、敵地で力を示す投球も求められる。
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