「阪神４-０ＤｅＮＡ」（１７日、甲子園）

　淡々と２７個のアウトを積み重ねた。ＤｅＮＡは、阪神・メッセンジャーに三塁すら踏ませてもらえず、３安打完封負け。中畑監督は「完全に力負け。手も足も出させてもらえなかった」と、潔く敗戦を受け入れた。

　各打者が狙った直球も仕留めきれず、ファウルでカウントを稼がれた。追い込まれた後はボール球を振るか、当てにいく打撃で凡打の山を築いた。頼みの梶谷も４打数無安打２三振に終わり「制球良く、角度もあるので高めに手を出してしまった」とお手上げだ。

　八回、左太もも裏の肉離れから復帰したブランコが代打で登場したが左飛。指揮官は、１８日も主砲を代打待機させる方針を示し「明日、勝ち越して交流戦に向かいたい」と、気持ちを切り替えた。