メッセ内弁慶…今季5敗すべてビジター

 「交流戦、ソフトバンク4-2阪神」(23日、ヤフオク)

 困ったものだ。これほど究極の内弁慶は見たことがない。本拠地甲子園で2戦連続完封していた阪神のランディ・メッセンジャー投手(32)が6回4失点で負け投手に。これで今季ビジターでは6戦5敗。チームも5カード連続で初戦を落とす結果になった。

 またも敵地で…。何かに取り憑(つ)かれたかのように、やはりメッセンジャーの前に悪夢の瞬間は訪れた。「先頭打者を出して、次の打者にも打たれて…あのイニングはダメなイニングだった」。そう話すと、右腕は自嘲気味に笑った。

 場面は2点リードの六回だ。明石、今宮の連打で無死一、三塁の危機を招く。続く内川の三塁ゴロを今成がはじき、味方失策で1点を失うと、なお一、二塁で李大浩を迎えた。

 フルカウントから投じた7球目の148キロ直球が、魅入られるように真ん中へ。打たれた瞬間、メッセンジャーは天を仰ぐ。打球を見ずとも、その行方は分かっていた。バックスクリーンへの逆転3ランを被弾。「外を狙ったのが中に入ってしまった」。悔やみきれない1球となった。

 敵地で勝てない。本拠地・甲子園では今季4勝0敗(3完封)、防御率0・26と無敵を誇る右腕。だが、ビジターでは0勝5敗、防御率5・56と対照的な結果となっている。

 状態は良かった。中西投手コーチが「ボールも低めに集まっていた。メッセは責められない。ひと振りにやられた」と話すように、立ち上がりから球威も制球も申し分なし。2点の援護も受け、危なげない投球を続けた。

 六回は際どいコースのボール判定にいらだつ場面もあったが、和田監督は「自分を抑えながら必死で投げてくれた」と評価。それでも勝てなかった。

 メッセ本人も「自分でも分からない。今日は打たれて打たれて、失策があって、また打たれて…それだけだよ」と話す。ただ、いつまでも“内弁慶”ではいられない。「今日も1球1球、集中して投げた」。それを積み重ねるだけ。負の連鎖を断ち切る力を、次の登板で見せるだけだ。

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