マートン月間29打点!バースらに並んだ

 「DeNA1‐7阪神」(26日、横浜)

 難しいことでも簡単にやってのけてしまう。相手が3球続けてきた変化球。その中で最も浮いたボールを阪神・マートンはきっちりと仕留めた。貴重な追加点となったセンターへの犠飛。これで4月の月間打点を29とし、バース、カークランドの球団外国人記録に並んだ。

 「外野フライを打てば追加点になる場面だったし、最低限の仕事はできたんじゃないかな」と振り返った助っ人。場面は1点リードの四回、無死一、三塁で迎えた第2打席だった。カウント1‐1から外角高めのカーブをセンターへ打ち上げ、鳥谷を生還させた。

 状況を見極め、自分が果たすべき役割は何か‐。打席に入る前、マートンは必ず頭を整理する。走者が三塁にいて内野が前進守備を敷かなければ、低めのボールを狙ってゴロを打つ。犠飛の場面は無死一、三塁。走者をかえし、併殺を避けてチャンスを継続するためには、高めのボールを打ち上げるのが得策だ。

 明確なビジョンを高い技術力で着実に遂行した打点王。4月の残り3試合で外国人新記録、そして今岡が持つ33打点の球団記録に挑む。試合後、マートンはチームバスに乗らず権田トレーナーと横浜市内のジムへ直行した。1つでも多くの打点を稼ぎ、勝利に貢献するために‐。余韻に浸っているヒマはない。

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