メッセG戦先発熱望!意外?昨季はゼロ

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(32)が29日、関西空港着の航空機で来日した。昨季はチームトップの12勝を挙げ、奪三振王にも輝いた右腕だが、巨人戦の先発登板はゼロ。今季は開幕カードが巨人戦ということもあり、2年ぶりのG戦先発を強く訴えた。

 オレを巨人戦に投げさせろ!メッセンジャーの魂の叫びだった。昨季は宿敵に後塵(こうじん)を拝し、2位に終わった猛虎。9年ぶりVへ、打倒・巨人が絶対条件だ。だからこそ、その舞台に立ちたいという思いがあふれ出た。

 今季の開幕カードが巨人となれば、なおさらだ。開幕投手を狙うかと問われたメッセは「開幕は巨人戦だよね?去年、巨人戦に何試合先発したか知っているでしょう?」と自虐的に笑った。

 昨季はチームトップの12勝を挙げ、183奪三振でタイトルも獲得。だが、巨人戦先発はゼロ。巨人戦には相性のいい能見、スタンリッジ、榎田を中心にローテが組まれ、唯一の登板は7月17日の甲子園での試合に、2番手で2/3回(5失点)を投げただけ。最後の先発は12年9月5日の甲子園にさかのぼる。

 開幕カードで巨人をたたけるかは、チームにとっても大きなウエートを占める。“Gキラー”能見の開幕投手が順当とされるが、3年連続2桁勝利を誇るメッセが、大一番のマウンドに闘志を燃やさないはずがない。

 「巨人戦に投げたい?もちろん。見ているだけではつまらない。同じチームにだけではなく、違うチームにも投げたいからね」

 自信はある。このオフも順調にトレーニングを重ね「体の状態はいい。シーズンに向けても順調です」と話す。すでに、ケンタッキー州の自宅近くにあるカンバーランド大学で、大学生を相手に2度のフリー打撃に登板。「打者相手に投げるのが一番。楽しんでできた」と手応え十分だ。

 昨オフにはメジャー復帰の可能性もありながら、阪神と再契約。「とにかく阪神は、これまで自分に対していい環境を提供してくれた。ここに戻ってくるのは、そんなに難しい決断じゃなかった」と、タテジマに対する強い愛着も示した。

 「オフは時間が流れるのが早かったね」。それだけ、充実した時間を過ごしてきたという証しだ。剛腕を振るいVへ向かう今季は、G倒で幕を開ける。

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