掛布DC 1月新人合同自主トレを視察

 阪神の掛布雅之DC(58)が30日、大阪市内のホテルで行われたOB総会に出席し、来年1月の新人合同自主トレを視察する意向を明かした。注目しているのがドラフト2位・横田慎太郎外野手(18)=鹿児島実=で、自主トレ期間中に選手の特徴を把握し、2月1日からの安芸キャンプで指導に当たる方針だ。

 掛布DCの目が輝いていた。「早くバッティングを見たいね。スイングとか、ティーをたたいている姿を見たい。平田2軍監督とも相談して、見ておきたい」。注目するのはドラフト2位の横田。来年1月に鳴尾浜で行われる新人合同自主トレを視察する意向を明かした。

 「僕なんかよりも体のサイズが大きくて、大きいのを期待されているからね」と声を弾ませたように、横田には未来の4番として大きな期待がかけられている。身長186センチと恵まれた体格に加え、高校通算29本塁打と確かなパワーを秘めた打撃が魅力。掛布DCとは同じ左打者の長距離砲で共通項も多い。

 ミスタータイガースが1月から動きだすのも、すべては2月1日から始まる2軍キャンプでの指導を円滑に進めるため。「鳥谷とか新井にしても、試合に出ている連中はある程度のイメージを持っている。でも新しく入ってくる子は、一回、ティーとかを見た方が良いから」と説明する。

 アマチュア時代に培ってきた長所を壊さず、改善の必要があるのはどういったところなのか‐。実際に秋季キャンプでも「まず選手の特徴を把握する」と打撃練習中はケージ裏に張り付いて若手の姿を目で追った。その上でアドバイスを送りつつ、徐々に選手との距離を縮めていった。

 横田だけでなく今年のルーキーには陽川という右の長距離打者もいる。さらに新人合同自主トレ期間中の鳴尾浜は、秋季キャンプで指導した若虎たちも汗を流しているだけに、キャンプ前に状態をチェックしておくことは指導するに当たってマイナスにはならない。

 総会では久々の現場復帰ということもあり、各OBから相次いで声をかけられ、後継者の育成へ期待を寄せられていた掛布DC。秋季キャンプ中には「何年後かには自前で4番といわれる選手を」と力を込めていた。横田はその候補となりうる存在。1月の自主トレから、その動きを追っていく。

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