遼馬8戦連続0封!中継ぎ陣に光ぜよ

 「阪神4-6中日」(1日、甲子園)

 阪神・松田が8戦連続無失点で“勝利の方程式”入りを決めた。2点リードされた七回から登板。プロ入り初めて2イニングを任され無失点に抑えた。

 「2イニング投げられましたけど、2イニング目は(直球が)シュートしたので、体力が必要だと思いました。もっと練習しないといけないです」

 ラッキーセブン直前、期待の右腕の登場に、ファンはジェット風船を膨らませる手を止めた。先頭の森野を145キロ直球で左飛に仕留めると、続く4番和田には渾身の148キロの直球で左飛。平田には右中間を破る二塁打を浴びたが、荒木は145キロ直球で中飛に抑えた。松田の真っ向勝負に静まりかえっていたスタンドが沸き返った。

 続く八回、プロ入り初の2イニング目のマウンドへ。先頭打者は同級生の高橋周だった。「同級生というより、前の打席でホームランを打っていたので、ホームランを避けようと思って投げました」。初球は意表を突くカーブで入り、追い込むとスライダーで三ゴロに打ち取った。後続も断ち、3人でピシャリと抑えた。

 すでに中西投手コーチはリードした展開での起用も明言している。「勝ちパターンというのは意識しないで、ゼロに抑えるように、自分のできることをやっていきたいです」。“ポスト球児”と期待される19歳が、成長の階段をハイスピードで駆け上がっている。

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