阪神の新助っ人、ブレイン・ボイヤー投手（３１）が１１日、またも２軍戦登板を緊急回避した。ウエスタン・広島戦（甲子園）に登板予定だったが、首に張りがあるため、大事を取ったようだ。

　この日は、甲子園で軽く走った後、ブルペン投球を行った。「ほとんど大丈夫だけど一応、もう１日大事を取ってね。あした（１２日）は投げられる」と説明。１２日の朝の状態次第だが、ウエスタン・広島戦に登板する予定だ。

　博多遠征の移動中に寝違えて、９日に急きょ帰阪した。その影響による２試合連続の登板回避。当初は、１２日からの日本ハム戦に昇格するプランもあっただけに、１軍昇格はさらに先延ばしになった。

　来日して約２週間。２軍の公式戦登板は、７日・ソフトバンク戦の１度だけだ。その試合も１回３失点と、期待された内容にはほど遠かった。首痛対策として「１５時間も飛行機に乗らないことだね」と、ジョークを飛ばすなど、焦りはない様子の助っ人右腕。あとは、その真価を披露するだけだ。