新井に5番昇格案!不調の良太は6番へ

 阪神の新井貴浩内野手(36)が、17日のソフトバンク戦(甲子園)から5番に昇格するプランが16日、浮上した。水谷チーフ打撃コーチ(64)が「元気のいいもんを使う」と語り、打率・237と低迷する弟・良太と入れ替わる形で起用される見込み。打率・294、チームトップの6本塁打、23打点と好調を維持する兄に、ポイントゲッターとしての期待がかかる。

 交流戦が始まって2試合でわずか3得点と、リーグ戦の勢いが止まってしまった猛虎打線。再噴火をうながすため、首脳陣が打つべき一手を示唆した。それが新井のクリーンアップ昇格だ。

 水谷チーフ打撃コーチは打順の組み替えについて「(クリーンアップは)元気なもんを使う。新井の5番?そういうこともあるよ」と明かした。12戦連続安打で打率を・294まで上昇させている背番号25。6本塁打、23打点はともにチームトップの数字だ。

 対照的に弟の良太が3試合連続無安打で打率・237と調子を崩しており、「良太はちょっと悪いな。体が元気なうちに、調子を戻していかんと。楽な打順で?そういうことも考えるわな」と同コーチは言う。

 新井が5番に組み込まれれば、4月17日の巨人戦以来。福留の不調によって採られた措置だったが、4打数無安打に終わり、1試合で再び6番へ戻った。だが数字が示すように、前回昇格時と状態は雲泥の差。首脳陣も新井がクリーンアップを打てる調子だと判断している。

 さらにソフトバンク戦後に甲子園から舞台を移す西武ドーム(19日~2連戦)は、新井にとって好相性の地。阪神移籍後の10試合で40打数15安打の打率・375、3本塁打、7打点と涌井ら球界を代表する投手たちを打ち込んできた。

 1、2番の西岡、大和が好成績を残し、4番・マートンがチームトップの打率・354と好調をキープ。5番に好調な新井が座れば打線の厚みが増し、良太にかかるプレッシャーを軽減することも可能だ。

 水谷コーチは「まだミーティングで話をしとらんから。(17日の)試合前に話し合うことになる」。ソフトバンク戦前のコーチ会議で、正式に打線を組み替えるか否かを首脳陣で判断する予定だ。4月中旬から着実に調子を上げてきた新井。4番奪回を目指す男が、連敗ストップへのキーマンになる。

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