久保「マズい」連投テストで1回3失点

 「オープン戦、オリックス9‐1阪神」(24日、京セラ)

 阪神・久保のコメントがすべてを物語っていた。「それにしてもマズい」。オープン戦最後の課題となっていた連投テスト。「体は問題なかった」と言うが、3本の長短打を浴びて計3点を失った。新守護神が最終調整で不安を露呈してしまった。

 場面は5点ビハインドの八回。勝ち試合の九回ではなく、連投を試すためにマウンドへ上がった。モチベーションの問題もあったかもしれないが、先頭のT‐岡田に中前打を許した。犠打で送られ1死二塁となると、安達には左翼の頭上を深々と破られる適時三塁打。続く伊藤にも140キロの直球を右中間へはじき返された。さらに荒木の失策も絡んで3点目を失い、最後はようやく竹原を打ち取ってイニングを終えた。

 要した球数は32球。球のキレ自体を欠いていたことは、2回しか空振りを奪えなかった事実が証明している。本人は「球の精度もあるけど、タイミングを崩すとか工夫をしていない。自分の良いボールをただ投げて、打たれた」。それだけに「本格派では抑えられないということを、早い段階で分かったことだけは良かった」と言う。

 山口投手コーチは「そらマズいやろ。最後の最後でな。あとは本人がどう調整するか」と奮起をうながした。もともと、先発時代から打者との駆け引きを信条にする右腕。現実を分かった上で、いかに抑えていくか‐。開幕から久保の真価が問われる。

2023-11-05
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