澤、自身のゴール&勝利で花道飾る
「皇后杯・決勝、INAC神戸-新潟」(27日、等々力陸上競技場)
今季限りで引退するMF澤穂希(37)=INAC神戸=が26日、神戸市内でサッカー皇后杯全日本女子選手権決勝の新潟戦(27日、等々力)に向けた約1時間の練習に参加した。
現役最後の練習を終えた澤は「あんまり最後っていう実感がなくて、また1月に来そうな感じ」と冗談っぽく笑ったが、「きょうは楽しみながらがテーマ。リラックスしていい準備ができた」。最後の90分は万全で臨む。
やはり狙うのは「取っておいた」というゴールだ。4月26日にリーグ戦通算150点をマークして以来、8カ月遠ざかっているが、感覚は悪くない。
「あしたしか取れる日はないので。守備がしっかりしないとチームが勝てないから自分自身、守備を重要視していた部分はあったけど、最後は自分の得点のために貪欲に、相方にちょっと残ってもらってでも(前に)行こうと思ってます」
最高の花道は、最後のピッチでゴールとタイトルを残すこと。澤穂希が、澤穂希自身の花道を作る。