本田弾も途中交代不満…試合後取材拒む

 「キリンチャレンジカップ、日本3-0ラトビア」(6日、ホームズ)

 MF本田圭佑(26)=CSKAモスクワ=が“怒りのケチャップ弾”を決めた。1‐0で迎えた後半15分、代表では初めてMF香川真司(23)=マンチェスター・ユナイテッド=のアシストで得点したが、試合後は取材を拒み、無言で立ち去った。90分間プレーしたかったのに途中交代を命じられたこと、自分のプレーに納得がいかなかったことが理由だとみられる。代表史上最多の海外組10人が先発、3‐0の快勝にも全く納得がいっていない様子だった。

 Wエースのホットラインが開通した。後半15分、左サイドから駆け上がった香川が中央に陣取った本田へ正確にパス。相手GKの位置を見定めて、本田が左足でループシュート。シュートはGKの右手をかすめてゴールネットを揺らした。香川から本田へのアシストは初めて。喜びをかみしめるように、本田は香川を両手で指さした後、笑顔で抱きしめた。

 本田にとって、昨年9月11日のW杯最終予選イラク戦で無得点に終わった後、「ゴールはケチャップのようなもの」という名言を残してから最初の日本代表での得点。その後に「出る時は出るもの」と続けた通りに2発、3発とはいかなかったが、結果は出た。

 ところが、だ。ゴール直後の後半17分にFW乾との交代を命じられた。納得がいかないのか、のっしのっしとピッチを引き揚げた。試合後にすかさず“緊急会談”を持ったザッケローニ監督は「本田は90分間やりたい思いが強かったように思います。コンディションが100%ではなかった。(本田に)90分はリスクが大きいと話した」と、内幕を明かした。

 取材エリアに姿を現した本田は、報道陣の再三の呼びかけにも応じず、足早に立ち去った。試合後に無言だったのは昨年11月のオマーン戦と同じで、その際は移動時の空港で「全然ダメ。腹が立つ」と自分への怒りをぶちまけた。顔を真っ赤にしていたわけではないが、久々の代表でのゴールも“怒りのケチャップ弾”となってしまった。

 試合全体で27本、後半だけで21本のシュートを放ち、終わってみれば3‐0の完勝だった。しかし、前半はラトビアの守りを崩しきれなかったのも事実。本田は「どういう内容で勝つか。そこにもこだわる」と意気込んでいた。ザック監督も「前半は2カ月集まっていない影響があった。さびついているところがあった」と振り返った。完勝でも怒り、不満を持つ。今の代表に伸びしろはまだある。

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