青森山田・高橋が4戦連発弾! エースの右足がチームを決勝に導く

 「サッカー・全国高校選手権・準決勝、青森山田2-1東海大仰星」(7日、埼玉スタジアム2002)

 準決勝2試合が行われ、20年連続22回目の出場の青森山田は、MF高橋壱晟(3年)の決勝点となる4戦連続ゴールで、東海大仰星(大阪)を下し09年度以来2度目の決勝進出を決めた。前橋育英(群馬)はMF高沢颯(3年)のゴールを守り切り、佐野日大(栃木)との北関東ダービーを制して2年ぶり2回目の決勝進出。ともに初優勝をかけた決勝戦は9日に埼玉スタジアムで行われる。

 エースの右足が決勝への道を切り開いた。同点の前半41分。MF住永のロングスローから、DF小山がシュート。そのこぼれ球が、MF高橋の目の前に跳ね返った。迷わず振り切った右足から、決勝弾は生まれた。

 「ロングスローの形は練習してきた。狙い通りできました。味方のシュートのこぼれ球に反応しようと準備していた」。4戦連続ゴールで、同僚のFW鳴海に並ぶ大会トップタイの4得点。J2千葉入りが内定している背番号「10」が大舞台で結果を出した。

 昨年は準決勝で国学院久我山に敗れた。ロスタイムに失った決勝点を「自分がラインを上げていれば、オフサイドになっていた。自分のせい」と振り返る。前半26分に同点とされた。DFのマークが甘くなったシーンが、1年前と重なった。

 直後に全員で組んだ円陣で声を荒らげた。「久我山戦と同じことをしたらダメだ」。全員に守備の意識が浸透した。GK広末の堅守を中心に、追加点を許さなかった。

 黒田剛監督(46)は「前半で1点リードできたことが大きかった。高橋は自分が決めて上にいくという強い気持ちが出ている」と頼みのエースを称賛。「一番欲しいタイトル」と決勝を見据えた。

 決勝進出は鹿島MF柴崎岳を擁した09年以来。当時小学5年だった高橋は「テレビで見ていた。憧れの存在。あそこに立ちたいと思った」。準優勝に終わった先輩たちの姿は脳裏に残す。悲願の初優勝で大先輩を超える。

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