大迫 オマーン戦先発濃厚 慣れ親しんだカシマ…凱旋試合で成長見せる

 「サッカー・国際親善試合、日本-オマーン」(11日、カシマサッカースタジアム)

 オマーン戦と、W杯アジア最終予選・サウジアラビア戦に臨むサッカー日本代表は9日、カシマサッカースタジアムで冒頭15分間を除いた非公開練習で調整を行った。ゲーム形式の練習では、FW大迫勇也(26)=ケルン=がセンターFWの位置でプレーしたもよう。鹿島時代に慣れ親しんだ地での凱旋試合で、先発出場する可能性が高まった。

 舞台は着々と整いつつある。代表関係者によれば、非公開で行われた戦術練習で、大迫は主力組の3トップの中央でプレー。ハリルホジッチ監督は、合宿開始時に「1戦目(オマーン戦)では新しい選手にもチャンスを与える」と選手たちにも宣言しており、大迫を現体制では初となる先発起用する可能性は高そうだ。

 ハリルジャパンは今、変革の時期を迎えている。W杯アジア最終予選の初戦・UAE戦(9月1日・埼玉)に敗れたことで、チームには大きな危機感が漂った。だが、その一方で戦術面なども含めて選手内での議論が活発になった。

 メンバー25人が全員そろった8日夜のミーティング。DF森重が「今までは(監督の考えを)聞いて、実践することが多かったが、選手たちの意見も話し合った」と振り返ったように、指揮官と選手双方向での話し合いが行われたという。

 大迫は、その変化の象徴となる可能性を秘めている。代表合流直前の5日に、ブンデスリーガで大迫と対戦したMF長谷部は「相手の中で一番嫌な選手だった。代表では求められる役割が違うかもしれないが、彼の良さはキープができること。彼が入ることで、また新しい形ができると思う」。交代人数の上限も6人となるなど、布陣や複数の選手を試すことができるオマーン戦は、そのための試金石となり得る。

 最終予選では3戦連発のFW原口が攻撃面をけん引しているが、大迫は「自分が出る以上は、点だけを狙っていきたい。得点源が増えることになれば」と話していた。ハリル体制では自身初となる先発出場で“一発回答”を見せる。

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