浦和、死闘PK戦13年ぶり2度目ルヴァン杯優勝 ペトロビッチ監督初タイトル

 「YBCルヴァン杯・決勝、G大阪1(PK4-5)1浦和」(15日、埼玉スタジアム2002)

 1-1でもつれこんだPK戦を浦和が5-4で制し、13年ぶり2度目の優勝を果たした。浦和はリーグ戦、リーグ杯(ナビスコ杯・ルヴァン杯)、天皇杯の国内主要タイトルでは06年度の天皇杯以来10年ぶりの栄冠となった。MVPには後半31分に同点ゴールを挙げた浦和のFW李忠成が選ばれた。

 試合は前半17分に、G大阪がカウンターからFWアデミウソンによる50メートルを独走してからのシュートで先制した。その後も浦和はポゼッション、G大阪はカウンターを中心に得点をうかがったがゴールには至らず終盤まで経過した。

 動きがあったのは後半31分、投入された直後に浦和のFW李がCKからヘディングを決めて同点とした。その後はお互いゴールを狙いながらも、攻めきれず。延長後半14分にはG大阪・呉屋がエリア内でシュートを放ったもののポストにはじかれた。

 浦和が西川、G大阪が東口という日本代表GK同士のPK戦は両チームが3人ずつ成功したあと、G大阪の4人目・呉屋の中央付近へのキックを西川がぎりぎりまで動かずに右足で止めた。一方の浦和は4人目の李、5人目の遠藤と全員が成功した。

 【PK戦】

G大阪 ○○○×○

浦 和 ○○○○○

 浦和のペトロビッチ監督は広島の監督に就任した06年以来、日本国内の主要タイトルを得た経験がなかったが、ようやく悲願を成就させた。西川は「絶対止めてやろうと自分を信じてやった結果、みんなの笑顔を見ることができて本当に良かったと思います。(サポーターは)これ以上ないぐらいの声援を与えてくれましたし、レッズに来て1回もPKを止めたことがなかったので基本を大事にしてしっかりとゴールを守ることができて良かったです」と笑顔を見せた。

 MVPの李は「自分がヒーローになるんだと強い気持ちを持ってピッチに立ちました。神さまがくれたゴールだと思います。本当に感謝しています。浦和に携わるすべての人におめでとうと言いたいです。おめでとうございます」と感謝。その上で「このタイトルを欲しがっていたミシャ監督におめでとうと言いたいです。おめでとうございます!」と広島時代にも教えを受けた指揮官を祝福した。

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