手倉森氏、A代表コーチ復帰へ ハリル監督に援軍!選手とのパイプ役に

 リオデジャネイロ五輪サッカー日本代表監督を務めた手倉森誠氏(48)が、W杯ロシア大会を目指す日本代表のコーチに復帰することが8日、決まった。都内のJFAハウスで日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)と会談した手倉森氏は「A代表のコーチとしてやる決心が芽生えた」と明かした。五輪代表を率いた監督がA代表コーチとして復帰することは初めて。15日に行われる日本協会理事会の承認を経て正式決定する。

 手倉森氏がA代表に戻る決意を固めた。ハリルホジッチ監督と2人で約1時間半にわたり会談。その後、日本協会の西野技術委員長と霜田技術委員を交え約20分間話し合い「A代表のコーチとしてやる決心が芽生えた」と復帰要請を承諾した。

 五輪代表を率いた日本人監督がその後、A代表コーチとなるケースは初めて。手倉森氏は「人的な継続性」を重視し、「ぶつ切りだった部分のつなぎ役となれれば」と説明した。日本がW杯ロシア大会に出場すれば、手倉森氏は指導者としてW杯と五輪両方の経験を得ることになる。

 手倉森氏はアギーレ前監督時代から日本代表コーチを兼任していたが、15年11月から五輪代表監督に専念するようハリルホジッチ監督から言い渡されていた。だが、W杯最終予選で厳しいスタートを切ったハリルホジッチ監督は自身と選手をつなぐ日本人スタッフの必要性を痛感。国内の代表候補選手と情報交換を密に行い、指揮官のメッセージを正しく理解させる“橋渡し役”を手倉森氏に求めた。

 熊本地震の義援金贈呈のため、この日熊本県庁を訪問した日本協会の田嶋会長も「日本人コーチの存在は選手たちにとっても重要なこと」と話した。

 午後から行われたA代表のスタッフ会議に早速参加した手倉森氏は「和やかに迎え入れてもらった」と笑みを浮かべた。10日にはJリーグの仙台-横浜M戦(ユアスタ)を視察予定。「A代表にいい風を吹き込みたい」と、日本サッカー発展のために身をささげる。

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