「クラブW杯・3位決定戦、広島2-1広州恒大」(20日、日産スタジアム)
3位決定戦で、J1王者の広島がアジア代表の広州恒大(中国)に2-1で逆転勝ちした。広島は後半にFWドウグラス(27)が2得点し、07年の浦和、08年のG大阪に並ぶ日本勢最高の順位となった。
広島スタイルを貫いて、世界3位まで登り詰めた。勝利の瞬間、イレブンは天高く拳を突き上げ、ベンチでは森保監督を中心に歓喜の輪ができた。「厳しい戦いだったが、選手は諦めずによく走ってくれた」。指揮官は選手をねぎらった。
Jリーグのチャンピオンシップから6戦目。疲労のピークは超え、開始4分で先制を許した。心を折られてもおかしくはなかったが、そこからが広島らしさの真骨頂だった。17日の準決勝から中2日の広州恒大は、徐々に運動量が低下。逆に広島は粘り強い守備から、何度も攻撃を仕掛け、主導権を握った。
同点弾は後半25分。左CKから途中出場のFWドウグラスが押し込んだ。38分にはFW浅野のヘディングシュートがバーをたたくと「必ずこぼれてくると信じていた」というドウグラスが決勝弾。アジア王者を粉砕した。
「総力戦で、美しい勝利というより、しぶとく勝つというわれわれのサッカーができた。ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)も戦う来季にも自信になった」と森保監督。この体験が、さらなる進化へのきっかけとなる。