U22代表候補7発ゴールラッシュ

 試合終了直前にゴールを挙げたFW鎌田(左)
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 「練習試合、U-22日本代表候補7-0烏栖」(29日、ベストアメニティスタジアム)

 リオデジャネイロ五輪を目指すサッカー男子のU-22日本代表候補は29日、佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムでJ1鳥栖と練習試合を行い、7-0で大勝して合宿を打ち上げた。視察した日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)の前で、FW浅野拓磨(20)=広島=とDF奈良竜樹(22)=FC東京=が2得点を挙げるなど活躍。守備陣も2試合連続無失点に抑えた。

 面白いようにゴールネットを揺らした。FW豊田ら主力抜きの鳥栖相手とはいえ、U-22代表が大量7得点のゴールラッシュを演じた。内容、結果ともに乏しかった27日の福岡大戦から中1日。来年1月の五輪最終予選を前に、募る危機感がチームを一変させた。

 手倉森監督は「格上相手なので守備から入った」と、先発2トップにFW金森、荒野を起用。前線からの激しいプレスで主導権を握り、次々とゴールを重ねていった。

 MF関根が「高い意識で積極的にボールを奪いにいった。その姿勢が違った」と話せば、DF岩波も「気持ちや意識が変わった」と振り返った。途中出場で代表初得点のFW鎌田は「見たことがなかった感じ。これが本当の実力なのか」と、チームの激変ぶりに驚きを隠さなかった。

 28人を招集した最終予選への“選考合宿”を最高の結果で締めくくった。手倉森監督は「方向性が間違っていなかったと自信を深められた」と手応えをかみ締めた。

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