ハリル監督 成績不振「私を批判して」

 「東アジア杯、日本-中国」(9日、武漢)

 連覇が消滅したサッカー男子日本代表は8日、中国との最終戦に向けて、冒頭15分間のみ公開で最終調整を行った。バヒド・ハリルホジッチ監督(63)は今大会初めて非公開練習を行い、アジア勢相手に3試合未勝利が続くことには「全て私の責任。私を批判して下さい」と話した。日本は、中国戦で引き分け以下なら史上初の最下位となるが、通算対戦成績は日本の11勝6分け7敗。

 ハリルホジッチ監督は冒頭15分間を公開後、報道陣を締め出し、今大会初の非公開練習に踏み切った。約1時間の調整では主力組と控え組に分かれて戦術確認などを行った。

 中国戦で引き分け以下なら史上初となる最下位の屈辱が待ち受ける。過去2戦、フィジカルを要因に求める姿勢に批判も高まっているが、練習後取材に応じた指揮官は「私を批判して下さい。選手は本当によくやっている。私が言い訳をしていると批判して下さい」と堂々と言い放った。

 韓国戦では縦に速いスタイルを封印。翌日にはスタッフを通じてDF陣に意見を求めるなど柔軟な姿勢も見せ始めた。この方針転換について霜田技術委員長は「引き出しの多さが監督の特長。今までは強いメッセージを発してきたけど、やり方を変えている」と変わらぬ信頼を寄せる。

 「私は負けたくない。たとえテニスでも勝ちたい」と勝利への強いこだわりを示した指揮官。「日本のフットボールを変えて、どこに導けばいいか、私は全て知っている」と胸を張った。見据える未来の一端を、最後の一戦で示さなければならない。

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