スペイン八百長裁判 2選手が供述変更

 サッカー日本代表前監督のハビエル・アギーレ氏の関与が取り沙汰されているスペイン1部リーグの八百長問題で、関係選手が以前検察に対していた供述を一部覆していることが分かった。5日のスペイン紙マルカなどが伝えている。

 4日に元サラゴサのMFガビ(現アトレチコ・マドリード)とMFホルヘ・ロペス(現カディス)がバレンシア裁判所で証言した。ガビは以前も認めていた8万5000ユーロ(現在のレートで約1130万円)の返金の理由について「ファンがバレンシアへ行くためのバス代と試合チケット代」と、自分が経費負担したと説明。これは昨年10月、同選手が検察の任意捜査に対して話した「覚えていない」との説明から一歩踏み込んだものになる。あくまで当時のサラゴサ会長だったアガピト氏が求めた協力に応じただけだとし、対戦相手買収への関与、またはその存在さえも認識していなかったと主張する意味があるものとみられる。

 ホルヘ・ロペスは前回返金について否定していたものの、4日は「アガピト氏と2人で喫茶店で会い、現金の入った封筒を渡した」と供述した。

 2人は八百長裁判で最初に出廷した当時のサラゴサ所属選手。これまで証言した、買収された側とみられる当時のレバンテ所属選手はいずれも関与を否定している。

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