武藤、解任アギーレに感謝 飛躍を誓う

 日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)が解任されたことを受け、同監督の下で初の代表入りを果たしたFC東京のFW武藤嘉紀(22)は4日、「活躍して恩返ししたい」と感謝の言葉を述べた。G大阪ではMF遠藤保仁(35)、MF今野泰幸(32)らが取材に応じ、海外ではEフランクフルトのMF長谷部誠(31)ら代表選手が突然の知らせに、さまざまな感情を示した。

 “アギーレ・チルドレン”の端正な顔が曇った。この日都内で練習を行った武藤は、解任された恩師との突然の別れに「残念です。正直、解任されるとは思っていなかった」と驚きを隠せなかった。

 昨年9月、アギーレ監督の初陣となるウルグアイとの親善試合で初めて日本代表に招集され、途中出場で代表デビューを果たした。その後もサムライブルーを背負い、先月のアジア杯でも全4試合に出場するなど、アギーレジャパン全10試合に出場し1得点を挙げている。

 「自分を見いだしてくれた監督なので感謝している。アギーレ監督だったから代表に選ばれた。自分の得意な裏への抜け出しや、サイドへの仕掛けをほめて伸ばしてくれた。教えてもらったことを次に生かしたい」

 6月から始まる18年ロシアW杯のアジア予選に向けて、日本協会は後任監督選びに着手する。「どんな監督であっても、代表に呼んでもらえるように、Jリーグで一からアピールし直すだけです」と口元を引き締めた。

 昨季J1では新人最多タイとなる13得点を挙げた。チームを代表するストライカーに成長した男は、代表を去るメキシコ人指揮官に恩返しを誓う。「どこかで見ていてくれると思う。これからどう成長するか楽しみにしてほしい」。これからの日本代表を背負って立つ有望株が、さらなる活躍を誓った。

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