武藤Vダ~ン!新人最多まであと「1」

 「J1、FC東京2-1広島」(22日、味スタ)

 FC東京は日本代表FW武藤嘉紀(22)の決勝点により、広島に2-1で競り勝った。首位浦和は甲府と0-0で引き分けた。川崎は鳥栖に2-0で快勝し、3位に浮上。柏はG大阪を1-0で下した。徳島はC大阪に1-3で敗れて最下位が確定し、J2降格が決まった。

 売り出し中のストライカーの勢いが止まらない。FC東京の武藤が決勝点を決め、同僚の渡辺が横浜M所属の09年にマークした新人最多の13得点にあと1と迫った。

 1-1の後半29分。太田の左FKで近いサイドに飛び込み、頭で巧みに方向を変えてネットを揺らした。前半25分に渡辺が先制したものの、後半10分に追いつかれる展開。殊勲のゴールにも、22歳の日本代表FWは「太田選手のクロスが最高だったので、合わせるだけだった」と謙遜した。

 日本代表として14日のブラジル戦に出場した。0-4での完敗に、「判断の速さやドリブルの質が足りなかった」と、世界との差を痛感した。気持ちを切り替えて臨んだリーグ戦で、すぐに結果を出した。

 新人得点記録に向けて「意識しないと言ったらうそになるが、チームのために泥くさくやった中でゴールを決めたい」と意気込んだ。

 リーグ戦14試合連続不敗の直後に2連敗を喫した嫌なムードも断ち切った。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)圏内へ、やはり武藤は欠かせない。

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