G大阪10年ぶり7連勝 米倉リーグ初弾

 「J1、G大阪1-0川崎」(18日、万博)

 2位のG大阪はDF米倉恒貴(26)がJ1初ゴールを決めて川崎との上位対決を1-0で制し、10年ぶりの7連勝で勝ち点を52に伸ばした。首位浦和が仙台に2-4で敗れたため、勝ち点差は4に縮まった。神戸は最下位の徳島に2-2で引き分け。徳島は7試合ぶりの勝ち点を挙げて今節のJ2降格決定を逃れた。

 試合終了を告げるホイッスルと同時に、G大阪の選手たちは高々と拳を突き上げた。勝ち点1差の川崎との直接対決で完封勝利。10年ぶりの7連勝で首位・浦和との差も4まで縮めた。

 徐々に攻撃のペースをつかみ始めた後半12分だった。MF遠藤がニアに蹴った右CKを、DF米倉が頭で合わせた。貴重な先制点は、自身リーグ初得点。「チームの大事な試合で貢献できたのはうれしい」とほほえんだ。

 守備陣が勝利を呼び込んだ。後半35分には、絶体絶命のピンチをGK東口が救った。MFレナトのクロスがゴール前でフリーのFW小林へ。決定的な場面だったが「とりあえず体を投げ出した」(東口)とビッグセーブ。打った小林を「あれを止めるのはすごい」とうならせた。

 12日のナビスコ杯準決勝第2戦では敵地で3失点したが、この日は得点ランクトップのFW大久保や日本代表・小林を完封。主将の遠藤が「守備陣に助けられた」と感謝すれば、好守に貢献した米倉は「みんなで助け合っての無失点」と胸を張った。

 W杯中断明けのリーグ14戦でわずか8失点。うち9戦が完封勝利だ。大勝もあれば1-0の接戦もものにする。今のG大阪に死角は見当たらない。

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