宇佐美が涙…G大阪7年ぶり優勝

 広島-G大阪 後半、自身2点目の同点ゴールを決め、大喜びのG大阪・パトリック(29)=埼玉スタジアム
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 「ナビスコ杯・決勝 G大阪3-2広島」(8日、埼玉)

 G大阪が3-2で広島を破り、07年以来7年ぶり2度目の優勝を果たした。今季、リーグ戦、天皇杯と合わせた3冠の可能性があるうちのまず1冠を達成した。MVPには2得点のFWパトリックが選ばれた。

 前半に2点を先に奪われ苦しい流れとなったが、前半38分にMF遠藤のクロスをパトリックが頭で合わせて1点を返すと、後半9分にもFW宇佐美のボールをパトリックがヘッドでねじ込み同点に。さらに同26分にはMF阿部のシュートを広島GK林がはじいたところを途中出場のMF大森が頭で押し込み、勝ち越した。

 広島はFW佐藤が大会通算単独最多27点目となる先制ゴールを含む2得点を決めたものの、G大阪の攻撃力に屈した。

 試合終了前から涙ぐんでいたFW宇佐美は、優勝直後のインタビューに「うれしいです。(自身が貢献した形では)初タイトルなんで。このチームで育って、こういうタイトルをとれてうれしいです」と目をぬぐった。

 MF遠藤は「ここまでみんなチーム全員で戦ってこれて、ファイナルで勝つことができてうれしく思います。この優勝をまずは喜びたいと思いますし、とれたことで2冠目へチーム一丸となってやっていきたい」と話した。

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