C大阪カカウ降格圏脱出弾で14位浮上

 「J1、C大阪1-0浦和」(27日、ヤンマー)

 C大阪がFWカカウ(33)の得点で首位の浦和を1‐0で下し、降格圏(16位以下)を脱出する14位に浮上した。G大阪はFWパトリック(26)のハットトリックなどで鳥栖に4‐1で快勝。神戸と広島は1‐1で引き分け、徳島は鹿島に0‐5で大敗した。

 元ドイツ代表、カカウが再びネットを揺らした。大熊監督就任後、初先発となった助っ人FWが2試合連続ゴール。C大阪は3試合ぶりの勝利で14位に浮上し、8月9日FC東京戦以来7試合ぶりに降格圏を脱出した。

 後半23分、カカウの右足から放たれたブレ球ミドルは、浦和の日本代表GK西川の両手をはじき、ポストに当たってゴールへ吸い込まれた。首位を食う一撃に「狙っていた。ゴールに入るまでの数秒間は長く感じられた」と頬を緩めた。

 前節名古屋戦後には「ぬるい雰囲気を感じることがある」とチームに苦言を呈していたが、この日は全員が走り抜き、一丸となって白星をつかみ取った。「(雰囲気は)変わったと思いたい」とカカウ。次節清水戦(10月5日、アイスタ)で真価が問われる。

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