カカウ実戦デビューも初ゴールはお預け
J1・C大阪に加入した元ドイツ代表FWカカウ(33)が17日、大阪市此花区の舞洲練習場でC大阪U‐18との練習試合(25分×2)にフル出場し、実戦デビューを果たした。
カカウは2トップの一角ながら中盤に下りて積極的にボールに絡む動きを見せた。何度か裏に抜け出し好機を迎え、終了間際にはGKと1対1になったが決め切れず、初ゴールはお預けとなった。
上々の試運転に「いいテストになった」と充実の表情を浮かべた新助っ人は、合流予定を1日早め16日から練習に参加しており、「コンディションは良くなっている。1日も早くチームの力になりたい」と意欲的。ただ、日本独特の湿気を含んだ暑さには「想像をはるかに超えている」と驚きを隠さなかった。
ペッツァイオリ監督は「高いクオリティーを垣間見ることができた」と満足そうに振り返ったが、23日広島戦(Eスタ)でのベンチ入りについては「もう少し様子を見てから」と明言は避けた。9試合未勝利で降格圏内16位と低迷するチームの救世主となれるか‐。