「ブラジルW杯」(12日開幕)
サッカー日本代表の岡田武史前監督(57)が10日(日本時間11日)、FW本田圭佑(27)=ACミラン=の復活を断言した。サンパウロ市内の日本人学校での講演後、本田は本調子でないとしながらも、「きっと最後ははい上がる」と語った。日本代表全体についても4強の可能性もあると評価。過去2度のW杯を指揮した男が、エースとチームに太鼓判を押した。
「アイツは俺と似たところがある」‐‐。前回W杯で苦楽をともにした本田をそう表現した岡田前監督は、楽観的だった。
「みんなが期待しているほどじゃないかもしれない。でも、決してそれほど(出来は)悪くはないと思うよ。きっと最後ははい上がってくるよ」
ここまで言い切るには根拠がある。一つは98年フランスW杯での監督就任時や、10年南アフリカW杯前の自分のように逆境を何度も乗り越えてきていること。もう一つは戦術的にチームに必要な存在であることを挙げた。
「今のサッカーで、攻撃が形になるのは(敵陣の)3分の1でボールを失わない選手がいるかどうか」と力説。メッシ(アルゼンチン)、C・ロナウド(ポルトガル)のように「突破できれば越したことはない」としながらも、「失わないのは最低条件。彼のところで失わないからみんなが(攻撃に)出て行けた」と、本田が大黒柱であると強調した。
チーム全体でも「ディフェンスは不安定なところがある。そのリスクを負っていけるだけの攻撃、そして勝負強さを持っている」と攻撃重視を支持。本田や「すごくいい」と絶賛する香川ら攻撃陣の爆発に期待している。
気になる結果予想は「ベスト16といわず、彼らは上を目指すと思う。日韓大会で韓国は4位に入っている。日本にだって可能性がある」。名門クラブでプレーする選手の増加で世界が日本に一目置き始めていると指摘した岡田前監督は「ここで結果を出すと、がらっと日本のイメージが変わる」とエールを送った。