「ナビスコ杯・B組、柏2-1浦和」(19日、柏)
B組は浦和が敵地で昨季覇者の柏に1‐2で敗れた。浦和は差別横断幕問題の厳罰で、23日のリーグ戦を無観客で開催する直前の公式戦となったが、両クラブの慎重な試合運営でトラブルはなかった。柏は今季の公式戦初勝利。A組ではFC東京が鹿島を破った。ACLに出場している広島、横浜M、川崎、C大阪を除く14チームが2組に分かれて1次リーグが行われ、各組2位までが準々決勝に進む。
浦和イレブンの姿が見えなくなるまで、サポーターの叫びがやまなかった。「ウィー・アー・レッズ」のコールを80回以上、響かせた。無観客試合で会場に入れない23日の清水戦の分まで声援を送っているようだった。
後半ロスタイムに2度目の警告で退場したDF槙野は「サポーターとバラバラにならないように。強い絆で結ばれている」と感謝。先制点のMF梅崎も「負けた後でも後押ししてくれるのはありがたい。サポーターのために頑張らないといけないと思った瞬間でした」と奮起を誓った。
1‐1で迎えた後半34分に、CKから柏のDF渡部に決勝ヘッドを許したが、運営面ではトラブルを“完封”した。浦和は15日のリーグ広島戦に派遣した32人に匹敵する29人のスタッフを派遣。開場前に柏サポーターが浦和側のスタンドに入らないように呼びかけるメッセージを掲げた。
柏側もメーンスタンドのコンコースに柵を設置し、アウェー席1800席を埋めた浦和サポーターの流入を防いだ。10年ぶりに行う日立柏サッカー場での浦和戦とあって、慎重な運営となった。再び問題が起きれば「もう一度、無観客試合なんてことになりかねない」と心配するJリーグ関係者もいる。無観客試合へ中3日。選手、スタッフ、サポーターが一丸となることが試される。