神戸救った!19歳松村が劇的ドロー弾

 「J1、川崎2‐2神戸」(2日、等々力)

 今季J1に復帰した神戸が敵地で川崎と2‐2で引き分けた。後半28分から途中出場したプロ2年目のFW松村亮(19)が、後半46分に劇的な同点ゴールを決めた。神戸はJ2時代も含めると開幕戦5年連続不敗となった。

 19歳の右足が、敗戦の淵からチームを引き戻した。1点を追い掛けロスタイムに突入した後半46分、MF森岡のスルーパスを受けたFW松村が倒れ込みながらネットを揺らした。開幕戦に刻んだリーグ戦初ゴール。身長168センチの“神戸のメッシ”は、敵地に降り注ぐ雨を心地良さそうに浴びた。

 「(森岡)亮太くんから、ビックリするくらいいいボールが来た。落ち着いてワンチャンスをモノにできて良かった。これはデカい」。劇的な一撃を振り返って、松村ははにかんだ。エース小川に代えて投入した安達監督も「自信を持って送り出した。それくらいの選手」と称賛を惜しまなかった。

 昨季限りで現役を引退した吉田孝行氏(現神戸アンバサダー)が背負った17番を今季から受け継いだ。「自分のプレーをして結果を出していけば(17番は)自分の物になっていく」と、背中の重圧を力に変えた。

 オフの昨年12月には米ロサンゼルスに渡りトレーニングに励んだ。痛めていた腰のケアの方法や体幹の鍛え方なども教わり、「自分のウイークポイントを全て克服してきた」と胸を張る。

 C大阪FW南野、広島MF野津田らと同学年の16年リオ五輪世代。手倉森監督率いるU‐22日本代表の招集歴こそないが「ここから名前を売れればいい。チームで結果を残せば選ばれる」と夢舞台を見据えた松村。今季の目標に10得点を挙げ「今、決めました」といたずらっぽく笑った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス