横浜M俊輔、9年ぶりVへ平常心

 9年ぶりのリーグ制覇に王手をかけた横浜Mの元日本代表MF中村俊輔(35)が27日、優勝のかかる新潟戦(30日・日産ス)に向けて平常心を強調した。

 百戦錬磨の精神は崩れない。勝てば他会場の結果に関係なく優勝がきまる一戦。それでも俊輔は「プレッシャーはないですね」とさらりと語った。

 油断も慢心もない。新潟を「後半戦の首位だから」と評する俊輔。相手は18節以降は9勝2分け4敗と好調だけに「優勝のことだけ考えていると、先に点を取られると焦る。0‐1からが本当の勝負というか、そうなった時にチームの強さを出せるのが本来の強さ」と警戒心を緩めない。

 くしくも、今季のホーム最終戦。「大事なのは、残り2試合終わった後にトップに立っていること」と慎重だ。前売り券は現状でも5万枚に届く勢いに「ホームでやる利点を生かしたい。1年間応援してくれたサポーターや、支えてくれた人の前で優勝できるのは限られた人しかできない」。トリコロールに染まったスタンドで、歓喜の瞬間を迎えたい。

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