長友3点目!サネッティ復帰戦で祝砲

 「イタリアリーグ、インテルミラノ2-0リボルノ」(9日、ミラノ)

 サッカーセリエA第12節インテル・ミラノ対リボルノが9日夜(日本時間10日早朝)、ミラノのサン・シーロ・スタジアムで行われ、インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都が今季3点目目を決め、2-0の勝利に貢献した。長友の得点は9月1日の第2節カターニャ戦以来で、セリエでの総得点は自己最高記録となった。

 キャプテンのサネッティとモラッティ会長に捧げるゴールだった。前半30分、リボルノGKバルディのオウンゴールで1-0として試合を折り返したものの、内容的にはピリッとしないインテル。インドネシア実業家のトヒル氏に株の70%を売却するため、事実上のオーナーとしての最後となる同会長がスタンドで見守っている。記憶に残る試合であるべきなのに、ダレ気味だった試合展開に、インテルのマッツァーリ監督は後半37分、МFタイデールに代えて、サネッティを投入した。4月28日のパレルモ戦でアキレス腱断裂という重傷を負い、ピッチから遠ざかっていた40歳のベテランを、約4万人の観客はスタンディング・オベーションで迎え、祝福した。

 6カ月半のブランクを取り戻すかのように、縦横無尽にピッチを走り回る“サネッティ効果”はやがて現れた。ロスタイムの46分、中央からドリブルで上がっていったサネッティがМFコバチッチにパス。このボールをコバチッチはゴール前に走り込んでいく長友に委ねた。ワンバウンドのパスを受け取った長友はゴール前の左サイドから、右足でグラウンドに叩きつける難しいシュートを放った。これが決まってインテルが試合を決定づけた。サネッティはすぐさま長友に駆け寄り、恒例となった“お辞儀ポーズ”で祝福する。これに長友もお辞儀をして応じた。ゲームセットのホイッスル後も、サネッティは長友に駆け寄って「よくやった」とばかりに肩を組んで、喜びを分かち合った。

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